１． 終了方法

コンピュータは終了させる時、手順道理に終了させないと、データー等を壊します。そのため、終了には注意が必要です。

１-１　データーサポート

　現在の Window'- は、アプリケーション同士の相性等の問題で、起動中に突然停止することがあります。その停止（ハングアップ）によってデーターが壊れたり、無くなってしまうことがあります。その時にデーターを失わないために、適当な時期にデーターを保存（データーのバックアップ）をしておきます。本プログラムでは、処理作業の終了時に、自動的でバックアップ（データーサポート）を行います。
　しかし、［受注控書込］⇔［材料控書込］⇔［工程控書込]では、その機能性を優先し受注控のみのバックアップしか実行しません。従って、作業が終了すれば早めに管理メニュー画面に移動させてください。

　また、見積管理・見積処理においては、その作業中にはバックアップを行いません。作業が終了すれば早めに他の管理メニュー画面に移動させてください。
　そうすることによって、もしハングアップ等によってデーターが破壊されても、保存した時点以後に書き込んだデーターだけが壊れるので、被害を最小限度に抑えることが出来ます。しばらくコンピュータを使用しない場合は、メインメニューの戻すように習慣付けてください。

１-２　終了作業実行

通常の終了方法です。加工控の未登録データーを登録し、製品記録・部品記録・工程記録をそれぞれの控から更新します。その後、バックアップファイルの保存場所が指定されていれば、バックアップをとって終了します。

１-３　単純終了

早くコンピュータを終了させることができます。
他のアプリケーションを至急使いたい時、あるいは早く終了させたい時にクリックします。

◎データーを更新せず、別の保存場所へのバックアップは取りません。上記のデーターサポートと同じ状態にして、終了します。従って、ハードディスクそのものが壊れない限りは、以前のデーターは残っておりますので問題はありませんが、データーの安全性という観点から、早めに通常の終了方法で終了させてください。

１-４　圧縮終了

ファイルの中の不要レコードを削除・整列し、また不要なファイル自体も削除して、コンピュータの動きを軽くします。（本ソフトの使用しているデーターベース桐では、桐自体のバックアップファイルを作成しております。また、表内部にも削除ファイルを残しておりますので、ファイルがだんだん大きくなります。あまり大きくなりすぎると動きが遅くなります。）圧縮終了後に、上記の終了作業を実行します。

１-５　記録更新・工程登録

受注控・材料控・加工控は、それぞれの入力画面での入力時には、それぞれの記録が自動更新されますが、他の管理画面等での更新時には、印が付けられるだけで、記録は更新されません。更新が行われるのは、「１−２　終了作業実行」です。したがって、プログラム使用中に更新の必要がある場合は、このボタンをクリックします。
また、受注控の［工程］の内容が、加工控の［方案］に自動入力されるのも、上記の終了作業実行時もしくは、加工処理画面で編集メニューの［連続］・［書込］の実行時にです。この作業もあわせて行われます。

◎バックアップは、リムーバブルディスクによって、数枚のディスクをローテーションして、お使いになられることをお勧めします。
また、月に１回もしくは、２〜３ヶ月に一回は、更新ではなく新規にバックアップして、保存されることをお勧めします。
これは、もし本体に不良データーが発生したときには、ローテーションしても不良データをバックアップしてしまいますので、さかのぼってデーターを確認、修正することができません。そのための保険としてお勧めします。